現場把握
今週一週間、事業再生案件の飲食関連の現場にでることを決めました。経営の現状を知るには現場を見るのが一番手っ取り早いです。
現場に出ると主に二つのメリットがあります。
①実際に現場で起きていることを把握できる。(=リアルマーケティングですね)
②内部的に緊張感を醸成できる
①の場合、経営層はどうしても机上や数値だけで見たものから判断しがちですが、実際は現場をしっかりと見るほうがよいと思います。
それも直接、経営者の目で。
それは、現場は現場で工夫して動線やルールを決めていますが、どうしても慣れてしまっていたり、何かがおかしいのに日々の繰り返しの中で当たり前になってしまっていることが多いからです。
外部の目を入れることで、「どうしてこの手順なのか?」「この動線を引いているのか?」などがひとつひとつ疑問に思い、確認ができます。
言い換えるなら、現場に出ることは「社内コンサルティング」を行うことと同じです。
注意点は、この際に経営者として現場に出ないことです。それはお客様にも従業員にも全く良い結果を生みません。
むしろ、それをやってしまえば現場の邪魔をする結果になります。そのため、現場に出る際には「経営者」としてではなく、「新人」として現場に入ることです。そうすれば何でも質問できますし、現場の作業や流れを必死で吸収しようと思えます。
お客様に対しても、自分が経営者として接してしまえば、本音やお客様の顔・態度・不満が得られません。自然に「新人」として振舞うことで、お客様の考えていることや表情を把握できます。
②の場合は下記でしょうか。。
経営の目が届かない現場は、どうしても「なぁなぁ」になってしまいがちです。もちろん管理者の方がいるため、最低限の節度はありますが細かい部分が崩壊していきます。
これはよく言われる「ブロークンウィンドウ理論」と同じですね。
細かい綻びが、いつしか他の綻びを呼ぶことになりますし、その綻んだ事象が当たり前になってしまう。また、現場の従業員ともコミュニケーションをとることで、モチベーションの確認もできます。
人によっては、「どうして今更私がわざわざ現場に出なければいけないのだ?」と思う人もいるでしょう。
それは完全な間違いです。
経営者や管理職は、あくまで「経営や部門の管理をする役割」を持っているだけで「現場をやらなくてもよい」という免罪符ではありません。
現場に出る。
逆に現場に面白みをもって現場ばかりに出るのでは、本来の「管理」業務がおろそかになります。
定期的に自社の健康診断しましょうね。
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